adobeのDVDオーサリングソフト、Encore CS6がダウンロードできなくなっている件
2019年5月23日
仕事でDVDオーサリングをしようと思ったらいつも使っているオーサリングソフトのencoreがダウンロードできなくなっていた。
とりあえず、既にダウンロードしてあるマシンでテストでオーサリングしてみたところ、正常にオーサリング完了できたので、以前からインストールしてるソフトに関しては正常に動作するようである。
adobeは、最近最新バージョンから二~三つまでのバージョンのアプリしかダウンロードできないように仕様変更したらしいが、そのせいでCS6時代のアプリであるencoreがダウンロードできなくなってしまっていたのである。
premiereは今最新バージョンがCC2019なので、CC2018までしかダウンロードできない。
photoshopはCC2017もダウンロードできるようだ。
Encoreがダウンロードできなくなった原因が最初は全然分からず、Encoreは使用できなくなると困る人が結構多いのではないかと思ったので、とりあえず記事に残すことにした。
原因はDolby社との訴訟?ライセンス料の支払い問題?にあるようだ
Dolby社はadobeの動画編集ソフトなどでDolbyコーデックの使用を提供していたが、何らかの理由でadobe社がそのライセンス料の支払いを行わなかったらしい。
(いつからか、DolbyコーデックのデコーダーがOSに標準搭載されるようになり、adobeがそちらのデコーダーを使用しようとしたのが原因のようだが詳しくは不明 https://forums.adobe.com/thread/2396668)
encoreの使用ができなくなったのもその為のようだ。
脱adobe
adobeのソフトは便利で優れているものが多いが、その分業界はadobeに依存しすぎている傾向にあるように思う。
とりあえず自分の知っている範囲内で、adobeのencoreに匹敵しそうなソフトを挙げておく。
Apple DVD Studio Pro
古いソフトなので新品購入はできないがFinal Cut Studio2にバンドルされている。
単品購入できるかは調べていない。
使ったことはあるが、製作の自由度(特にメニュー作成において)は残念ながらencoreの方が上である。
VEGAS DVD Architect
編集ソフトとして定評のあるVegasのDVDオーサリングソフト。
こちらは使用したことがない。
価格は7000円程度と、結構安い。
encore使えなくなって困る業者が多いのではないか
DVDのオーサリングでencoreを使っている業者は多いと思う。
そういった状況の中で、ほぼ告知なしに急にソフトが使えなくなり、aodobeはユーザーに対してあまりに説明不足ではないかと思う。
印刷業界でも、あまり詳しくはないがあえて古いバージョンのソフトで制作しているケースもあるようで、突然旧バージョンのアプリが一切使えなくなってしまったら業務に差し支える場合が多発するのではないか。